第7回木匠ベルト制作会議

日時:2011/06/11(土)
場所:奈良女子大学

参加者
県大(浅野、高橋勇、平井、高橋朋、馬淵、松宮、中川、半田、白井、田河、白井、荒木)
奈女(三田、長瀬、長嶋、日下、島崎、大野、笠原)

議題
・調査報告
・改修にあたっての学生の案のまとめ
・初代木匠ベルトに付け足したら良い機能
・循環化について
・キャンプ場の報告
・14日(火)までにすること

1.調査報告

・初代木匠ベルト制作者の意見
 ・改修については今年の人達に任すが、完全に形を変えてしまうのは,さびしい。

・長田先生の意見
 ・初代から6代目までの流れはあまり感じず、利用する人達も気にしていない。
 ・そのため,何代目と気にするのはやめて、今あるものに手を加えて、リノベーションしていく方が良い。

2.改修にあたっての学生の案のまとめ

・細い材があれば前の形のまま改修
 太い材しか手に入らないのであれば,前の形の雰囲気を残しつつ改修する
・手を加えて新しい可能性を発見したい
・自分達が改修した証拠も欲しい。前の形に少し何かを付け加える
・過去の制作者の人達の考え、木匠ベルトの流れ、村の様子を考慮しつつ付け加える
・過去の制作者、今の木匠ベルトの使われ方を考慮しつつ,気づく点を考慮しつつ改修
・今年の材を見て、新しい形を考える
・低さを残して、付け加えていく
・前の面影を残しつつ、自分達の個性も入れたい
・“低い”というところが人気なので,形は変えるとしても少しだけ
・形を残しつつ、自分達の新しさも入れる
・細い材が無いなら,太い材で過去の制作者の思いを残しつつ、使いやすく改良する
・細い材を切り出せたとしても、水分が多いと思われるので、太い材を使い、今年らしさ、自分達の勉強につなげるべき
・細い材は来年の改修に回す
・付け加えることには賛成だが、今後の手入れがしやすいように考える

・土台について
 ・今は大丈夫でも、2,3年後には痛んでくるので,全撤去して,新しく作る方が良い
 ・中の見えないところが既に痛んでいるかもしれない

・学生間での結論
 ・今年は7代目を作らず、1代目の改修のみに集中する
 ・初代木匠ベルトの形、デザインを残しつつ新しい機能を付け加える
 ・全撤去し土台から作る

3.初代木匠ベルトに付け足したら良い機能

・長さをもう少し足す
・端を広くして水平にする
・座面を削って、意識的に座れる場所を作る
 山に視線が向くようにする
・低い所にテーブルのようなものを設置する
・日よけ、遊びの要素を付け足す
・高低差を作って、肘掛の機能を付け足す
・背もたれ、コンセプトに合ったものを付け足す
・水平から大きな波にしていく
・高さが出るなら、階段の機能があるものを付け足す
・2代目との端の高さを合わせる

4.循環化について

・今後,キャンプ場での木匠ベルト制作に携わるなら,痛んでいない代の木匠ベルトのリノベーションしていくのか,痛んできたときにリノベーションするのか 
 ・痛んでいないのに無理に壊すこともない
 ・来年以降の人が木匠ベルトに縛られる
 ・使える材は残しておいた方が過去の制作者の人達の思いを残せる
 ・循環型にしない方が良いが,今年のように突然改修ということにしないようにする
  リノベーションのための準備は毎年するべき

・学生間での結論
 ・循環型にしないが、リノベーションするなら1年前から準備しておく

5.キャンプ場の報告

・細い材について  
 ・地主さんとの相談によるが、間伐した方が山にも良いので、細い材は手に入りそう
 ・切るとしたら山を手入れする気で細い材を全て切り出し、来年の分も確保しておく

・キャンプ場の人の初代木匠ベルトについての意見
 ・小学校3年生から5年生位の子どもの遊具なので高くしないで欲しい
 ・土台、形を変えても、遊ぶ要素は残してほしい
 ・2代目、3代目も痛んできているので改修して欲しい
 ・木匠ベルトの制作場所が無くなった時の新しい制作物は、入口のモニュメント、藤棚を作って欲しい 

6.14日(火)までにすること

・初代木匠ベルトの制作スタディ
・初代木匠ベルトの看板(ボードのようなもの)
 今の看板をどうするか,新しい看板のデザイン、改修後の名前を各自考える
・県大Tシャツ案を各自考える


記:滋賀県立大学 半田莉絵